こんばんは。CCOです。
そもそもキャブ車とインジェクション車って何が違うのか?
これは工場長の個人的な意見になるかもしれませんが、
もともとエンジン自体に損傷がなければ・・・
最適な混合気(ガソリン)と最適な点火時期(火花)があれば、
エンジンは必ず綺麗に回ります!
エンジンってそれだけですw。
その混合気(ガソリン)と点火時期(火花)を機械的にするか
コンピューターでするかの違いだけです。
だけなんですけどね・・・・
miniに限らずインジェクション車のコンピューターは
基本的に燃調と点火を正確にするために
各センサーたちが情報収集しています。
国産車であろうが外車であろうがそこは変わりがありません。
例えば・・・
クランク角センサーは、エンジンの回転信号を拾って
エンジン回転数やピストン位置の情報をコンピューターに送っています。
スロットルポジションセンサーは、
運転手がアクセルを踏んでいるか、いないのか、
踏んでいるときはどの程度踏んでいるかをコンピューターに送っています。
水温センサーは、エンジン内部のクーラント温度を計測して、
エンジンがおおよそどの温度領域にいるかをコンピューターに送っています。
O₂センサーは爆発後の酸素濃度を計測して今燃料が濃いのか薄いのかの情報を
コンピューターに送っています。
こういった情報(まだありますがw)をコンピューターに送って
最適な燃調と最適な点火時期をはじき出していくわけです。
ただ大事なのは、情報を送ってくれる各センサーたちには
ランク付けがあるということです。
コンピューターが演算するうえで、
もらったデータには優先順位があるということですね。
miniのコンピューターは1990年代に作られたもの。
パソコンでもそうですが、昔のコンピューターはファイルを開く一つの作業でも
クリックしてからワンテンポ遅れますよね?
何でもかんでも情報を詰め込んでしまうと
反応がどんどん遅れてレスポンスに影響してしまうわけです。
ということで、今回の企画はここら辺のことを再確認したうえで
作業に取り掛かるとスムーズに進むような気がします。
早く取り付けたくなってきた!